キャットストレッチのつま先、立てる?寝かせる?

表題の件ですが、今日の生徒さんからのご質問です。

僕は、キャット&カウストレッチに限らず、よつんばいや膝立ちの時はつま先を立てています。丸みのある足背で支えるよりも、足の指で支えた方が安定しますからね。

でも、今日の生徒さんは「立てるのは初めて見た」とのことですし、Webで画像検索してみても、大半はつま先を寝かせた画像です。

なんか少数派で悔しいので、どっちが正しい…というか、理想的なのか、考えてみました。
それぞれ、対立する点は以下のような感じかな、と。

つま先を立てる

  • ストレッチがかかるのは下腿三頭筋
  • すねがマットにつかないので、膝とつま先に荷重が集中してツラい
  • 膝から下をまっすぐにしやすく、膝のねじれを防ぎやすい

つま先を寝かせる

  • ストレッチがかかるのは前脛骨筋
  • 膝から足背までがマットにべったり付くなら、荷重が分散する分ラク
  • つま先をまっすぐにできない場合、足関節の内反と合わせて、膝がねじれそう

といったところでしょうか。

ストレッチのかかる筋は、正直どっちでもいい…事前のストレッチで補えるので、特にメリットもデメリットもなさそう。

膝に荷重がかかり続けるとツラい、というのは、多くの方から言われます。僕自身も体重がある方なので、長時間やってるとツラいです…厚く折ったブランケットを敷けば、多少ラクにはなります。

ちょっと問題あるかなぁと思うのが3つ目。僕自身はつま先を寝かせると、足関節が浮いてしまって、膝と足背で体を支えることになります。これが、丸みがあるせいか不安定…

これを防ぐには、足関節を内反…だけではなくて、膝も少しねじれさせて、かかとをちょっと外に逃がすような姿勢になるはずです。しかも、膝関節が曲がった状態なので、股関節の動きは関与せず、膝のみに負荷がかかるのではないでしょうか。

おそらく腓骨のみが前に転がるように動くのでしょうけど、外側側副靱帯が変な方向に引っ張られるんじゃないかなぁというのが心配です。

なので、自分なりの結論としては

つま先を寝かせて、かかととつま先がまっすぐになるのならいいけど、かかとが横に逃げる場合は直してみて、それでも辛そうならつま先立ちにしてもらう。最初から統一するならつま先立ちにする。目的は、膝のねじれを防ぐこと。

でしょうか。

こんなんでいいのかしら…



トッキーはヨガおじさんである

2018年2月にRYT200に登録した、かけだしヨガインストラクターの活動記録、今後の活動の告知等を掲載しています。

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